書評「小売りの未来」。日本の小売りは大丈夫か?について考える。

読書のこと。

コンビニは、なぜ存在するのか?そんなことを考えさせられる本。

小売りの未来。

皆さんは、なぜコンビニを利用しますか?

24時間開いているから。
とりあえず、おいしいものを食べたいから。

今回は、そんな身近なコンビニをちょっとネガティブな視点から深堀していきます。

なぜ、コンビニは存在するのか、それは病人を増やすため。

と言い切ることもできなくないです。

添加物の塊で作られているコンビニ商品。
なぜ、そんな商品が売られているのか?

そこには、商売的要素があります。

コンビ二のお弁当、平均500円ほどします。

結構高いと思った方もいると思いますが、そこにはもともと廃棄コストも含まれています。

お弁当の値段=原材料費+配送コスト+人件費+廃棄コスト

こんないイメージだと思ってください。

そう考えると、500円って結構安い言うか、むしろ500円である程度おいしいもの、日持ちがするものを販売するっていうのは500円でぎりぎりだとも言えます。

やっぱり添加物に頼らないと商業的に成り立たない現状があります。

毎日のように、コンビ二弁当に頼るにはリスクもありますが、コンビ二側にとっては都合のいいお客様なわけです。

廃棄ビジネスは今後どうなるか?

4月になり、原材料の高騰とやらで、様々なものが値上がりしました。

コンビニも同様、いろんな商品が実質値上げされています。

でも、賃金には反映されてない、そして、廃棄も解消されていない。

これ以上賃金の上昇は見込めません。

廃棄をすることで、日々新しい商品が納品され発注します。

廃棄に麻痺しているコンビ二オーナー。

廃棄のコストは、オーナー負担ですが、それ以前に食べ物を捨てるということになんとも思っていない?企業文化があります。

本部社員もどんどん発注しましょう!
多少、廃棄するのは構いませんみたいな言動が繰り返されています。

ココがすべて、小売りの未来について、答えが出ているということになります。

廃棄できるぐらいの品質でできた商品=添加物の温床。

添加物の温床だからこそ、安くて見栄えのいい商品ができるのです。

賞味期限は気にするのに、原材料には無頓着な消費者。

最近、コンビニで働いているにも関わらず、コンビニの食品を食べなくなりました。

理由は、単純で、添加物の多さに改めて愕然としたからです。

もちろん、添加物すべてが悪いと言っているのではなく、添加物に汚染されているということを認識してほしいという意味です。

だから、腐りにくい、品質も保持されやすい、おいしい商品ができる。

この3つを満たすことができるのです。

残念な、エシカルプロジェクト。

ここで最も指摘したいのは、賞味期限を気にするけれど、添加物には気にしない消費者。

この写真は実際の廃棄品の写真です。

そして、この廃棄品に貼られているのは、「エシカルシール」です。

賞味期限が近いので、こちらの商品をかってもらうとナナコのポイントが余分につくというものですが・・・

これ、結局、賞味期限が近い商品ですよ。とわざわざ言いふらしているようなもので、
しかも、スーパーとかの値引きシールみたいに、消費者全体に恩恵がいきわたるものではありません。

だから、実際の廃棄品の中には、江鹿ルシールが貼られた廃棄品が多く混ざります。

はっきり言って、世間へのアピールとでしか思えない。未だに手でシールを貼ってみたいな余分な作業は結局こうを奏していません。

結論、このままでは廃棄は減らないどころか増える。

ここまで、まとめると、消費者も賢くなりつつあるので廃棄は減らないということです。

現場から見ている実際の視点からの記事ですが、これから企業文化が問われる時代です。

小売りの未来によると、安売りビジネスには未来がないと書かれています。

大量消費に疑問を感じ、果たしてこれでいいのか?と感じている方も多いはずです。

これからはもっと、そんな目に見えにくい状況が、顕在化されることでしょう。

みなさんは、どう感じますか?

 

 

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