「鷲田清一著 待つということ」を読んで「稼ぐ」ことを考えてみた。

読書のこと。
Amazon.co.jp: 「待つ」ということ (角川選書) eBook : 鷲田 清一: Kindleストア
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待つということを読んでいます。

そして、今、この待つという場面に出くわすことはなかなか少なくなってきていると感じます。

なぜ、こんなに「待つ」ことが少なくなっているのか?

世の中、インターネットが氾濫して、答えは手元のスマホで検索すればすぐにみつかります。

大方、これで事足りる世の中になって、スピード感がもてはやされる時代になりました。

そして、待つことが難しくなってきています。

さらにいうと、待つこと自体が否定されることもあります。

とにかく行動、とにかく行動。行動しながらやっていこう、待つヒマなんてないよ。

どんどんそんな世の中になってきて、若干窮屈に感じている方も多いのではないでしょうか。

「待つ」ということはどういうこと?

待つということは、現代の流れで言えば「稼げないこと」と定義付けることができるのではないでしょうか。

なぜかというと、時代の潮流に置いておかれる、どんどん稼ぎ方も変わってくる中で、日々情報もブラッシュアップされているからです。

インフルエンサーの方も日々発信して、その情報に基づいて稼ぎ方のヒントを教えてくれます。

そうなると、そこで必要なのが、行動力と情報取捨選択能力でもあり、そして、実際に行動に移した後の結果です。

だから、待つことで得られるはずだった結果が得られなくなっている現代。

どんどん、自分で情報を取っていって、どんどん行動して、どんどんやること。

そうなると、これについていけない方は自然と脱落するという構図です。

これが今の格差が生んでいると言いますが、本当にそうでしょうか。

なぜ、「待たなければいけいない」か?

待つと結果が得られにくい、どんどん待つことをしなくてもよくなってきていることに対して

本当に待つことが必要と無くなってきています。

お医者さんの待ち時間も予約制で、順番が近くなればスマホで通知がくる。

マクドナルドでは、モバイルオーダーで待たなくても商品が買える。

そんなことを思いつつ、待つことも必要な場面があります。

釣り。

これは川での釣り。ウキを垂らしてじっと待つ。まさに、待つ釣りです。

ウキの浮き沈みを見て、タイミングを見計らって竿を上げる。

ウキがしずんだからと言って、すぐに上げてもう釣れません。

まだ、魚が様子を見ているからです。

なので、本当に食わせるには、人間側も待つことが必要。

そして、待つことで、釣果と言う結果につながるのです。

武道。

柔道、剣道の試合中に、審判が「待て!」

と言って試合をとめることがあります。

これは、試合を整えるという意味だと捉えるとしたら、この待ては非常に重要な意味を持つことになります。

もし、この「待て」が無かったら、おそらく試合自体が乱れ、武道の持つせいしんせいみたいなものが

失われるのではないでしょうか。

待っても報われにくくなっている。

そして、さらに言うと待っても報われにくくなっていると言えます。

NFTと言うのがもてはやされている現在、その情報をさっと取り入れ、まさにまったなしの状態になってきている印象です。

NFTが何かと言うことを知りたい方は、ググれば分かります。

そう、ググって自分で情報を取って言った方だけ、この流れに乗って、大金を稼ぐ方も増えています。

一方で、NFTすら知らない方、そして知っていてもめんどくさいと思って行動しない方もいる。

そういう方々にとってNFTで稼げるよ!と言ったところで響かないわけです。

この2極化は今後どんどん進むと言われています。

待つ時間も必要?

最後まで読んでいただきありがとうございました。

そう、稼ぎということにフォーカスしながら、待つということ対して思ったことをつらつら書いたわけですが、

最後に言っておきたいのは、すぐ稼げるとか、すぐに儲かると言ったフレーズのビジネスは稼げません。

それに引っ掛かってしまう方と言うのは、「待てない人」なのではないでしょうか。

待てないからすぐに結果を求めたがる。

これだと本末転倒です。

本当に稼いでいる方々は、共通して言っています。

「コツコツしかない」

そう、本当に分かっている方は、待つことの重症性も踏まえて、僕ら提示してくれています。

そこを誤解なく、素直に受け取ったからだけが最終的に、稼ぐことができる人になるのではないでしょうか。

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